『おしゃれねぎ』の誕生秘話。
田邉氏が三日三晩寝る間も惜しんで考えた名前にはこんな理由があった!
歴史
浜松市東区恒武町の『田邉 幹雄氏』が平成2年より、単独で葉ねぎの生産・販売を開始し、その時のネーミングは、気分いいから『おしゃれねぎ』田邉温室農場であった。平成5年より浜松市東区常光町の中野 民男氏が加わり、ネーミングもわたしいつでも旬よ すてきなママよ『おしゃれねぎ』合同温室農場へと変更された。
その後、中野氏の呼びかけに答え、徐々に部会員も増え、現在では総勢7名にて生産技術の向上を図り安定出荷販売を行っている。
由来
創設者の田邉幹雄氏が販売を開始する際、粋でインパクトのあるいろいろな名前の候補を三日三晩寝る間も惜しんで考えた。その中のひとつに『おしゃれねぎ』があった。
『しゃれ』という字を漢字で書くと『酒が落ちる・洒落』となる。それに『お』をつけて『お洒落』となった。
しかし、漢字で書くか、ひらがなで書くか、そこでまた大いに悩んだ。
漢字の『洒落』にひらがなの『お』をつければ粋でインパクトのある字体になり、また文学的である。しかし、老若男女全員が必ず読めるか分らない。その点、ひらがなの『おしゃれ』ならば大衆的であり誰でも分かる。
また、字体を加工する際、ひらがなならば崩し方が分かるが、漢字の崩し方が今ひとつ分からなかった。最後の最後まで漢字にこだわりがあったが、最終的にひらがなの『おしゃれ』となった。
『おしゃれ』の意味には、出荷の調整作業の工程が薄皮を取ったり、根を洗ったり、階級ごとに束ねたりと、まるで『おしゃれ』をしている様であることと、女性はおしゃれに敏感である。そのため、『おしゃれ葱』のネーミングに惹かれた女性(主婦)が共感し、またおしゃれを忘れてしまった女性がそれに気付き再び輝きを取り戻して欲しいという願いが込められている。